Wrike
ライクVersatile work management platform for cross-functional teams
Wrikeとは?
Wrikeは2006年にAndrew Filevが創業した、米国San Diego本社のプロジェクト管理SaaS。20,000社以上の導入実績を持ち、特にマーケティングエージェンシー、エンタープライズPMO、クリエイティブ制作チームで強いシェアを持つ。
機能の幅広さが特徴で、ガントチャート・カンバン・スプレッドシート・タイムトラッキング・リソース管理・Proofing(クリエイティブのレビュー)・予算管理までを単一プラットフォームでカバーする。Asanaよりも作り込みが深く、monday.comより機能網羅的、Smartsheetより現代的なUIを志向する立ち位置。Cross-tagging(1タスクを複数プロジェクトに紐付け)はAsana・monday.comには無い独自機能。
運営面では、2021年にCitrixに$2.25Bで買収されたが、2022年にCitrixごとSymphony Technology Group(STG)へ売却され、Wrikeは独立企業として再構築された。米国(US)・EU(オランダ)のリージョンを選択可能で、HIPAA・GDPR・SOC 2 Type IIにも対応。日本語UI・日本語ドキュメントも提供され、国内エンタープライズでも採用しやすい。
Wrikeの歩み
-
Andrew Filevが創業(Wrike, Inc.)
-
Vista Equity Partners から $15M 出資、グローバル拡大
- KEY
Citrix が $2.25B で買収、エンタープライズ販路を強化
- KEY
Citrix が Symphony Technology Group(STG) に売却され、Wrikeは独立企業として再分離
-
Generative AI 機能(要約・自動サブタスク生成)を全プランに展開
-
Pinnacle プラン(最上位)追加、リソース管理・予算管理を拡充
Wrikeでできること
Custom Workflows & Cross-tagging
ステータスを業務に合わせて自由に定義し、1つのタスクを複数プロジェクト・フォルダに同時所属させて重複入力を排除。
Interactive Gantt Chart & Dashboards
依存関係・クリティカルパス・ベースライン比較に対応した本格ガント。15+のチャートウィジェットでダッシュボード自由構築。
Time Tracking & Resource Management
タスクごとの工数記録、チームのキャパシティ可視化、ワークロード平準化、予算 vs 実績比較まで内蔵。
Proofing & Approvals
画像・動画・PDF上に直接フィードバックをピン留めし、承認フローを電子サイン同等で完結。代理店・制作現場の標準機能。
Wrike AI / Generative AI
プロジェクトリスク予測、議事録・コメント要約、タスクからのサブタスク自動展開、音声入力からのタスク化に対応。
REST API・Webhooks・Zapier
全主要オブジェクトをREST APIで操作可能。Webhooksで状態変更を受信、Zapier・Make・Power Automate連携も標準。
こんな使い方
マーケティング・クリエイティブエージェンシー
代理店ディレクター・PM案件単位のフォルダ+Cross-taggingで横串管理。Proofing & Approvalsで制作物のレビュー往復を高速化し、Time Trackingで請求根拠を作る。
エンタープライズPMO
PMO・経営企画・IT部門全社共通のワークフロー・カスタムフィールド・権限を本社で定義し、各事業部にロールアウト。リソース管理で人材逼迫を可視化。
リモート・分散チームのコラボレーション
グローバルプロダクトチームSlack/Teams連携、@メンション、リアルタイムドキュメント、AI要約で時差を超えた非同期運用を支える。
メリット・デメリット
メリット
- ✓ Asana・monday・Smartsheetの機能を1プラットフォームで網羅し、エージェンシー/PMO用途では最右翼
- ✓ Cross-tagging・Proofing & Approvals・Resource Managementなど競合に無い独自機能
- ✓ 日本語UI・日本語ドキュメントを公式提供、米欧データセンター選択可
- ✓ REST API・Webhooks・Zapierが充実し、AIエージェントからの自動化が現実的
デメリット
- × 機能が多くUI・概念が複雑、立ち上げに時間がかかる(Asana/Trelloより学習コスト高)
- × 個人〜小規模チームには明らかにオーバースペック、価格も割高
- × Generative AI機能の精度はNotion AI・ClickUp Brainに比べると発展途上
- × 公式MCPは未提供、エージェント連携はREST API+Zapier前提
料金プラン
料金は記事執筆時点(2026年4月)の情報です。為替レートやプラン改定により変動する場合があります。最新情報はWrike公式サイトをご確認ください。
- 無制限ユーザー
- ボード/タスク管理の基本
- ストレージ2GB
- ガント・カンバン・カスタムフィールド
- 2〜25ユーザー
- Zapier連携・AI基本機能
- リソース管理・タイムトラッキング
- カスタムワークフロー・自動化
- 5〜200ユーザー、Generative AI
- SAML SSO・2FA強制
- 高度な権限管理・監査ログ
- 大企業向けセキュリティ
- 高度なリソース管理・予算管理
- Proofing & Approvals 完全版
- BI連携・カスタム拡張
AI観点の評価
- ✓ Wrike Work Intelligence(リスク予測・遅延検知)
- ✓ Generative AI(タスク要約・サブタスク自動生成)
- ✓ AI-driven Smart Search
- ✓ 音声入力からのタスク化
- ✓ Document Processing(添付ファイル要約)