Miro
ミロThe Innovation Workspace — infinite whiteboard for distributed teams
Miroとは?
Miroは2011年にAndrey Khusidらが「RealtimeBoard」として創業した、リモート・分散チーム向けのオンラインホワイトボードSaaS。2019年に現在のMiroへリブランドし、本社をサンフランシスコへ移転。アムステルダムと共同HQ体制を取り、6,000万人以上のユーザーと99%のFortune 100企業に導入される業界最大手のビジュアルコラボレーションプラットフォームとなった。
コアは無限キャンバス上のSticky Notes・図解・マインドマップ・ワイヤーフレーム・タイムラインで、250+の公式テンプレートによりデザインスプリント・User Story Mapping・PRD作成・レトロ・ブレスト・カスタマージャーニーマップを即座に始められる。Jira/Confluence/Asana/Slack/Zoom/Figma/Notionなど100+のApps & Integrationsと公式Developer Platformを備え、Webhooks・REST APIで外部システムからのボード操作も可能。
2023年以降は「Innovation Workspace」というポジショニングへ進化。Miro AIによる付箋クラスタリング・自動要約・自然言語からの図表生成、Talktrack(非同期動画ナレーション)、AI Sidekicksなどを矢継ぎ早に投入し、単なるホワイトボードから「アイデアから実行までを跨ぐワークスペース」へと拡張している。Mural・FigJam・Lucidsparkが直接の競合だが、テンプレート数・統合数・エンタープライズ実績ではMiroが先行。日本語UIも公式提供されており、国内のスタートアップ・大企業でも導入しやすい。
Miroの歩み
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Andrey Khusid・Oleg Shardin が RealtimeBoard としてロシア・ペルミで創業
- KEY
RealtimeBoard から Miro にリブランド、サンフランシスコへ本社移転
- KEY
Series C で $400M 調達、評価額 $17.5B のデカコーンに
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Miro AI を一般公開、付箋クラスタリング・要約・図表生成に対応
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Talktrack(非同期動画ナレーション)公開、Innovation Workspace へリポジショニング
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AI Sidekicks 提供開始、Developer Platform v2 で REST API 拡張
Miroでできること
Infinite Whiteboard
ズーム・パンが自由な無限キャンバス上に、Sticky Notes・図形・テキスト・画像・動画・Embedを配置。複数人のリアルタイムカーソルで同時編集できる。
250+ Templates & Frameworks
デザインスプリント、User Story Mapping、レトロ、PRD、カスタマージャーニーマップ、SWOT、Lean Canvasなど250以上の公式テンプレートを即時利用可能。
Diagramming・Mind Map・Sticky Notes
フローチャート・UMLクラス図・ER図・ワイヤーフレーム・マインドマップを描画支援。付箋には投票・タイマー・グルーピングが付き、ワークショップ標準機能をカバー。
Miro AI
付箋の自動クラスタリング、議論内容の要約、自然言語からの図表・マインドマップ・コード生成、AI Sidekicksによる用途別アシストでアイデア整理を高速化。
Talktrack(非同期動画ナレーション)
ボード上の任意エリアに対して画面・音声・カメラ動画を録画して紐付けでき、時差を超えた非同期レビュー・引き継ぎを実現する独自機能。
Apps・Integrations・Developer Platform
Jira/Confluence/Asana/Slack/Zoom/Figma/Notion/Teamsなど100+の公式Apps、REST API・Webhooks・Zapier・Makeに対応した公式Developer Platformを完備。
こんな使い方
リモート・ハイブリッドチームのワークショップ
プロダクトマネージャー・スクラムマスター・UXデザインスプリント・キックオフ・レトロをMiroのテンプレートで実施。Sticky Notes投票・タイマー・Talktrackで時差のある分散チームでも非同期で完結させる。
PRD・User Story Mapping・要件整理
プロダクトマネージャー・PdMプロダクトのユーザーストーリーをマップ化し、Jira同期で開発チームへ流す。PRDテンプレートで仕様・ワイヤー・図解を1ボードに集約してエンジニアに渡せる。
エンジニアの図解・アーキテクチャ設計
エンジニア・アーキテクト・テックリードシステム構成図・シーケンス図・ER図・フローチャートを共同編集し、Confluenceに埋め込み。Miro AIでテキスト仕様から下書きを起こせる。
メリット・デメリット
メリット
- ✓ 業界最大の250+テンプレート・100+統合・6,000万ユーザー実績で、ビジュアルコラボのデファクト
- ✓ Miro AI・Talktrack・AI Sidekicksなど周辺機能の進化スピードがMural・Lucidsparkより速い
- ✓ REST API・Webhooks・Developer Platform・Zapierが揃い、AIエージェントからの自動化が現実的
- ✓ 日本語UI・日本語ヘルプ提供、JCB含む主要クレカ対応で国内チームでも導入しやすい
デメリット
- × Free プランは編集可能ボードが3枚までと厳しく、本格運用には Starter 以上が必要
- × FigJamに比べて軽量さで劣り、デザイナー単体ではFigJamを選ぶ流れも強い
- × 公式MCPサーバーは未提供、Claude Codeから直叩きするにはREST API/Zapier経由の自前実装が必要
- × データセンターは米欧のみで日本リージョンは無く、エンタープライズSSO/SCIMはBusiness以上が必要
料金プラン
料金は記事執筆時点(2026年4月)の情報です。為替レートやプラン改定により変動する場合があります。最新情報はMiro公式サイトをご確認ください。
AI観点の評価
- ✓ Miro AI: 付箋クラスタリング・自動要約
- ✓ Miro AI: 自然言語からの図表・フローチャート生成
- ✓ Miro AI: マインドマップ自動展開
- ✓ Miro AI: コードブロック生成(プロトタイピング補助)
- ✓ AI Sidekicks(用途別AIアシスタント)