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Pinecone

パインコーン

The vector database for production-grade AI

Pinecone 公式サイトへ
MCP公式 ネイティブAI 無料枠あり JCB対応 REST API
AIスコア
90 /100
AI機能
5 /5
エージェント
4 /5
料金
無料

Pineconeとは?

Pinecone は2019年創業、ニューヨーク拠点のマネージド型ベクトルデータベース企業。創業者の Edo Liberty は AWS で SageMaker のチーフサイエンティストを務めた人物で、本番運用に耐える分散ベクトル検索基盤を商用化した先駆者。

中核は「Serverless Vector DB」。従来のpod型(固定インスタンス)に加え、2024年に発表されたサーバーレスはストレージとコンピュートを分離し、書き込み・読み取り単位(Write Units / Read Units)の従量課金で動く。アイドル時のコストがほぼゼロになるため、個人開発者から大規模本番まで同じスタックでスケールできる。Hybrid Search(dense + sparse vectorのスコア統合)、Metadata Filtering、Namespace(マルチテナント分離)、Multi-region replicationといった、検索精度と運用要件に直結する機能を網羅する。

2024年以降は単なるベクトルDBから一歩踏み込み、Inference API(multilingual-e5・llama-text-embed-v2 等のEmbedding生成をPinecone内で完結)、Assistants API(RAGチャット基盤)、Rerankingまでを統合し「RAGフルスタック」化を進めている。Python・Node.js・Go・Java の公式SDKと、2025年提供開始の公式 MCP サーバーにより、Claude Code・ChatGPT・Cursor といったAIエージェントから直接ベクトル検索を呼び出せる点が、競合(Weaviate / Qdrant / Chroma)との明確な差別化軸となっている。

Pineconeの歩み

  1. Edo Liberty(元AWS / Yahoo Research)が創業

  2. Series A $10M 調達、マネージド型ベクトルDBを一般公開

  3. KEY

    Series B $100M 調達、評価額$750M。LLM/RAGブームで急成長

  4. KEY

    Serverlessアーキテクチャを正式公開、ストレージ/コンピュート分離で大幅コスト削減

  5. Pinecone Inference API・Assistants API・Rerankingを公開、フルスタックRAG基盤化

  6. KEY

    公式 MCP サーバー提供開始、Claude / Cursor から直接利用可能に

Pineconeでできること

01

Serverless Vector DB

ストレージ/コンピュート分離のサーバーレス。Write Units / Read Units / Storageの従量課金で、アイドル時のコストがほぼゼロ。

02

Hybrid Search & Metadata Filtering

Dense + Sparse vectorのスコア統合検索と、JSON属性によるフィルタを組み合わせ、RAG精度と業務要件を両立。

03

Namespace & Multi-region

Index 内で論理的にデータを分離するNamespace(マルチテナント向け)、AWS / GCP / Azure 各リージョンへのデプロイに対応。

04

Inference API & Assistants

multilingual-e5・llama-text-embed-v2 などの埋め込み生成、cohere-rerank-3.5 等のRerank、RAGチャット基盤をPinecone内で完結可能。

05

公式 MCP サーバー & SDK 群

Python / Node.js / Go / Java の公式SDKに加え、公式MCPサーバー経由で Claude / Cursor / ChatGPT から直接ベクトル検索を実行できる。

こんな使い方

RAG(検索拡張生成)

AIプロダクトエンジニア・社内ナレッジ担当

社内ドキュメント・ナレッジを Embedding 化して Pinecone に格納し、LLM の回答を社内コンテキストに固定する。Hybrid Search でキーワード一致と意味検索を両立。

AI Chatbot / Customer Support

SaaSスタートアップ・カスタマーサクセス

FAQ・マニュアル・チケット履歴をベクトル化し、Assistants API で文脈付き応答を生成。Namespaceでテナントごとの情報を分離。

レコメンド / Semantic Search

EC・メディア・SaaSのプロダクトチーム

商品・記事・楽曲などのアイテム埋め込みから類似度検索でレコメンドや横断検索を実装。メタデータフィルタで在庫・価格条件も同時適用。

メリット・デメリット

メリット

  • Serverless課金でアイドル時コストがほぼゼロ、個人開発から大規模本番まで同一スタックでスケール
  • 公式MCPサーバー・REST API・主要言語SDKが揃い、Claude / ChatGPT / Cursorからの統合が最短
  • Inference・Assistants・Rerankingまで内包し、外部Embedding APIを経由せずRAGを完結できる
  • 9,000社超の本番採用、SOC2 Type II / HIPAA / GDPR 対応で Enterprise 要件を満たす

デメリット

  • × Weaviate / Qdrant / Chroma と異なりオープンソース版・セルフホスト不可、データ所在地はクラウド固定
  • × リージョンが AWS / GCP / Azure の主要拠点中心で、日本(東京)リージョンはまだ選択肢が限定的
  • × 従量課金は予測しづらく、大量書き込み・高頻度クエリではコストが急増しうる
  • × 管理画面・ドキュメントは英語のみ、日本円建て請求書は未対応

料金プラン

料金は記事執筆時点(2026年4月)の情報です。為替レートやプラン改定により変動する場合があります。最新情報はPinecone公式サイトをご確認ください。

AI観点の評価

AI機能
ネイティブAI
  • Pinecone Inference API(埋め込み生成・multilingual-e5・llama-text-embed-v2)
  • Pinecone Assistants(RAGチャット基盤)
  • Reranking API(cohere-rerank-3.5・bge-reranker-v2-m3)
  • Hybrid Search(dense + sparse のスコア統合)
  • Metadata Filtering(属性条件での絞り込み)
エージェント対応
MCP公式
MCPコミュ
REST API
GraphQL
Webhooks
Function Call
Zapier/Make
OAuth対応
公式SDK
OpenAPI公開
Write API
Webhook署名

日本対応

日本語UI
日本語ドキュメント
JCBカード対応
日本円建て請求書

よくある質問 7件

Q. Weaviate / Qdrant / Chroma との違いは?
Weaviate・Qdrant・Chromaはオープンソースでセルフホスト可能、運用の自由度が高い。一方Pineconeはフルマネージド専業で、サーバーレス・MCP・Assistants・Rerankingまで統合済み。運用人員を割けない場合や本番SLAを重視する場合はPineconeが優位、コスト最適化や閉域・オンプレ要件があるならOSSの3者が候補。
Q. 日本(東京)リージョンは選択できますか?
2026年4月時点、Pinecone Serverless が公式に提供するのは AWS(us-east-1 / us-west-2 / eu-west-1)・GCP(us-central1 / europe-west4)・Azure(eastus2)など主要拠点が中心で、東京リージョンは未提供。データ所在地が日本国内であることが必須要件の場合はWeaviate / Qdrant の自社リージョンホスティング、もしくは国内DBとの併用検討が必要。
Q. Claude や Cursor から直接操作できますか?
公式 MCP サーバー(@pinecone-database/mcp)が提供されており、Claude Code・Cursor・ChatGPT Desktopなどから index 操作・upsert・query を直接呼び出せる。REST APIとPython/Node SDKによる Function Calling も従来どおり可能。
Q. Free Starter プランの上限は?
2026年4月時点、Free Starter は1プロジェクト・最大5インデックスまで、月あたり Write Units 5M / Read Units 100K / 2GB ストレージが付属し、クレジットカード登録不要で利用できる。本番運用や複数プロジェクトを跨ぐ場合は Standard プランへの移行が必要。
Q. コストを最適化する運用のコツは?
Serverlessでは Write/Read Units が課金基準のため、Embedding を都度再生成せずキャッシュ、metadataフィルタで read 範囲を絞る、Namespaceで不要データを分離、低頻度データはアーカイブ用indexに分割、といった設計が有効。Reranking は対象を絞った後に適用するとコストを抑えられる。
Q. 登録したベクトルやメタデータは削除できますか?
ID指定の delete・metadataフィルタによる一括 delete・Namespace 単位の削除・Index 全体の削除がいずれもAPI経由で可能。GDPR の「忘れられる権利」要求にも対応できる。Enterpriseプランでは契約終了時のデータ削除証明書(Certificate of Deletion)も発行可能。
Q. どのEmbeddingモデルが使えますか?
Pinecone Inference API では multilingual-e5-large(多言語対応)・llama-text-embed-v2・pinecone-sparse-english-v0 等を直接呼び出せる。OpenAI text-embedding-3-small/large、Cohere embed-multilingual-v3、Voyage AI なども外部API経由で組み合わせ可能で、用途・言語・コストに応じて選択できる。
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