BILLとは?
BILLは米国の中小企業(SMB)向け財務オペレーションプラットフォーム。買掛金(AP)・売掛金(AR)・経費管理・法人カードの4機能を単一ダッシュボードで提供する。IVAと呼ばれるAI/OCRエンジンがPDF・紙請求書を自動取込してコーディングし、承認ワークフローを即時起動。ACH・小切手・国際送金など複数の支払い手段に対応し、QuickBooks・Xero・NetSuite等主要会計ソフトとネイティブ統合。API v3を通じてAR/AP/Spendの書き込み操作が可能で、Webhookによるリアルタイム通知もサポートする。
BILLの歩み
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Cashboard, Inc. として創業
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Bill.com に社名変更、シリーズE調達で急成長
- KEY
NYSE(BILL)に上場、時価総額約15.5億ドル
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Divvy(法人カード・費用管理)を約25億ドルで買収
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Invoice2go(AR/請求書SaaS)を買収
- KEY
BILL Holdings, Inc. にブランドリニューアル、Spend & Expense を統合
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Invoice Coding Agentを発表、AI自動コーディングで処理時間75%削減
BILLでできること
AP自動化(買掛金)
IVAがPDF・紙・メール請求書をOCRで自動取込し、ベンダー学習モデルで勘定科目を推薦。承認ルーティングも自動化し、ACH・小切手・国際送金で支払い実行まで一気通貫。
AR自動化(売掛金)
請求書作成・送付・追跡をデジタル化。クレジットカード・ACH・チェックアウトAPIによる受取を自動化し、入金消込と督促フローもワークフロー管理できる。
Spend & Expense管理
バーチャル・フィジカル両方の法人カードを発行し、リアルタイム予算管理と経費申請・承認を一元化。領収書は自動スキャンでSlack・モバイルから提出可能。
Invoice Coding Agent(AI)
繰り返し発生する請求書と複数行明細を全自動でコーディング。大多数の請求書をタッチレス処理し、週当たりの処理時間を最大75%削減できる。
会計ソフト連携
QuickBooks Online/Desktop・Xero・NetSuite・Sage Intacctとのネイティブ同期。伝票・ベンダー・支払いデータが双方向で自動連携され、二重入力を排除する。
こんな使い方
月次支払い処理の完全自動化
中小企業の経理担当者・CFO経理担当者がメールに添付された請求書をBILLに転送するだけで、AIが内容を読み取りコーディング・承認依頼・支払い実行まで自動処理。手作業を最小化して月末の滞留を解消。
会計事務所によるクライアント請求管理
会計事務所・税理士法人AP & AR Partner Programでクライアント企業のBILL環境をまとめて管理。一画面でクライアントをまたいだ支払い状況を確認でき、顧問サービスの付加価値を高める。
スタートアップの財務オペレーション立ち上げ
Series A〜Bのスタートアップ Finance LeadSpend & Expenseプランは無料で開始でき、法人カードと予算管理を即日導入。成長に合わせてAP/ARプランへ移行し、NetSuite連携でスケールアップするロードマップが描きやすい。
メリット・デメリット
メリット
- ✓ IVA+Invoice Coding AgentによるAI自動化が成熟しており、学習コストが低い
- ✓ AP・AR・Spendを一プラットフォームに統合し、ツール乱立を防げる
- ✓ QuickBooks・Xero・NetSuiteとのネイティブ連携が充実し、既存会計環境に溶け込みやすい
- ✓ REST API v3・Webhook署名検証が整備されており、社内システムとの独自統合を構築しやすい
デメリット
- × 日本語UIなし・日本の銀行決済非対応のため、日本国内運用での単独利用は困難
- × 取引手数料(ACH $0.59、クレカ 2.9%等)が別途かかり、支払い量が多いと総コストが増大
- × Zapierの公式インテグレーションがなく、ノーコード自動化との連携に制約がある
料金プラン
料金は記事執筆時点(2026年4月)の情報です。為替レートやプラン改定により変動する場合があります。最新情報はBILL公式サイトをご確認ください。
- 法人カード(バーチャル・フィジカル)発行
- 予算管理・経費精算・領収書スキャン
- QuickBooks/Xero連携
- AP(買掛金)または AR(売掛金)自動化
- IVA請求書自動取込・承認ワークフロー
- ACH・小切手・国際送金対応
- AP・ARの両方を利用可能
- カスタム承認ルール・役割ベースアクセス
- 上位会計ソフト連携(NetSuite等)
- 高度なカスタムワークフローと監査証跡
- 優先サポート・専任カスタマーサクセス
- 大量取引向けAPI・Webhook高度設定
AI観点の評価
- ✓ IVA(Intelligent Virtual Assistant)によるOCR請求書自動取込・コーディング
- ✓ Invoice Coding Agent:繰り返し作業と複数行明細の自動処理(タッチレス化)
- ✓ 重複請求書の自動検出・フラグ立て
- ✓ ベンダー学習モデルによる予測入力・承認ルート推薦
- ✓ AIを活用したキャッシュフロー予測・不正検知支援
日本対応
よくある質問
4件
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Q. BILLは日本語に対応していますか? ▾
Q. APIで請求書の作成・支払い実行まで自動化できますか? ▾
Q. 無料で使い始める方法はありますか? ▾
Q. QuickBooksからBILLへの乗り換えと、両者の違いは何ですか? ▾
クイック情報
- 料金モデル
- subscription
- 公開年
- 2006
- 国
- 🇺🇸 アメリカ
注意・補足
- · 米国SMB向けに特化しており、日本語UIや日本の銀行口座への直接対応は提供していない
- · AI/OCRによる請求書自動取込(IVA)とInvoice Coding Agentで処理時間を最大75%削減
- · REST API v3(AP/AR/Spend対応)とWebhook署名検証(HMAC-SHA256)を公式提供
- · 2023年にBill.com Holdings, Inc.からBILL Holdings, Inc.へ社名変更・ブランドリニューアル
- · Agent Ready 調査(2026-04-30): developer.bill.com: REST API v3(AP/AR/Spend 書き込み対応)+ OAuth 2.0 + Webhook HMAC-SHA256 署名検証。公式 SDK / OpenAPI スキーマは未提供(2026-05)